ランニング

ランニングで脚やせはできるのか?できないのか?気をつけたいポイントを解説

ランニングを習慣にしている人は脚全体が引き締まってキレイにみえますよね。

脚をもっと細くしたい、という時、ランニングは効果的なのか?どんなことを気をつければいいのか?

鍼灸師、整体師としてランニングをしている人の脚を診る機会は多くありますが、中には脚全体がパンパンに張ってしまっている人もいます。

このような状態が続くと、ランニングで脚を太くしてしまう可能性もあります。

そんな人をみると、せっかくランニングしてるのにもったいないなぁ、と思います。

ランニングで脚やせをしたい、という人のためにポイントをいくつかわかりやすく解説していきます。

脚だけ痩せることはできるのか?

脚の太さが気になるから脚だけ痩せたい、お腹周りだけ細くしたい、二の腕の脂肪を落としたい、このように特定の部分だけを痩せさせることはできるのか?ということは気になるところですよね。

専門家によっても意見や考え方が違うところもあるようですが、基本的には部分痩せはありえない、という考え方が一般的のようです。

脂肪はある一部分だけ、エネルギーとして燃えていくのではなく、体全体の脂肪が同じ割合だけ消費されていくようです。

脚の脂肪だけ燃やして細くする、といったことはできません

ただ、二の腕の脂肪1割とお腹まわりの脂肪1割とでは、お腹まわりの方がもともとの脂肪量が多いので、お腹まわりの脂肪のほうが多く減ることになりますよね。

こういったことから、自分が気になる部分の脂肪が減っていく、と感じれる場合があります。

ただ注意してもらいたいのは、その逆もありえる、ということです。

その人の遺伝子、体質によって、脂肪が減りやすいところ、増えやすいところがある、という意見もあります。

つまり、ランニングをしてお腹まわりや脚を細くしたいのに、胸ばかり痩せていく、といったことも十分ありえます。

その場合、ランニングにフォームは特に重要となってきます。

ランニングで脚やせを目指す場合のポイント

上記のように脚だけ痩せる、ということは難しいですが、脚だけ太くならないように走り方を気をつける、といったことは可能です。

そのための走り方のポイントや痩せることの注意点などについてまとめていきます。

猫背で走らない

背中が丸まった猫背の姿勢で走っていると、ひざ下ばかりを使ったちょこちょこした走り方になってささまいます。

これは猫背になることで、腰も落ちてしまい、股関節が上手く動かせなくなるからです。

この状態でランニングを続けていると、太ももやふくらはぎの筋肉ばかりを使ってしまい、脚が太くなる原因となってしまいます。

お尻を使って走る

お尻を使って走る、という感覚はなかなか難しいと感じる人は多いと思います。

しっかりとお尻の大きな筋肉を使ってランニングができれば、太ももやふくらはぎへの負担が減り、脚痩せに効果的です。

お尻の筋肉を使うためには骨盤を前傾させる必要があります。

つまり落ちた腰を起こさなければならないのですが、その際、腰を無理に反らそうとすると、お腹が前に出てしまいランニングフォームが悪くなってしまいます。

骨盤を前傾させるためのポイントは、「お腹を凹ませる」ことと「お尻の穴を締める」ということです。

慣れないうちは走りながらやるのは難しいと思いますので、普段の生活の中で時々意識して、骨盤を起こし、前傾させてみてください。

反り腰だと言われたことがある人は、骨盤を前傾させることは意識せず、お腹を凹ませて腹圧を高めることを意識してみてください。

このように骨盤を正しい位置で安定させることで、お尻の筋肉を使った走り方ができるようになり、太ももが太くならないようにすることができます。

かかとで着地しない

かかとから着地する走り方は、地面からの衝撃が強くなり、ふくらはぎや太ももの前側に負担をかけてしまいます。

その結果、足首まわりが太くなったり、太ももの前側が張ってくる、といったことが起こりやすくなります。

できるだけ、足の裏全体で、体の真下あたりに着地するように意識してみてください。

ランニングだけで痩せようとしない

ランニングだけで脚を細くしようと思ってもなかなか上手くいきません。

食事をコントロールできなければ、脂肪は減りません。

ランニングしたからといって、その分食べる量が増えていたら脂肪は減らず、脚の筋肉だけついて逆に脚が太くなる、といったことも起こりえます。

どのように食事をコントロールするかは、個人の体質や生活によって違ってくるので、これが正しいということは断言できませんが、とりあえずやるべきことをわかりやすく説明すると、白いものを減らす、ということです。

白いものとは

白いご飯
小麦粉
砂糖

これらのものを少しずつ減らしていきなが、代わりに果物や野菜を増やす、といった食事コントロールをやっていくと良いでしょう。

まとめ

ランニングで脚痩せはできますが、脚だけ細くする、といったことはむずかしいです。

しかし、反対に脚だけ太くなる、ということは起こりえます。

脚やせをするためのポイントは、食事のコントロールで体全体の脂肪を落としていき、ランニングではお尻の筋肉を使って走ることができれば、脚はキレイになっていきます。

さらに、お尻に筋肉がつけば、筋量が増えて太りにくくなるだけでなく、キレイな後ろ姿も手に入れることができます。

女性場合、若さは後ろ姿に現れる、とも言われます。

お尻の筋肉を意識したランニングと食事コントロールで、今より10歳若い後ろ姿、キレイな脚のライン、そんな理想の体をランニングを楽しみながら目指せるといいですね。